モッツァレラの発祥は南イタリアで、水牛のミルクで作られていました。世界中で愛されているこのフレッシュチーズは多くの大工場や小規模の工房などで生産されていますが、現在はイタリアでも牛のミルクを使用したものが多く製造されるようになりました。 KAWABA CHEESEでは、工房からほど近い地元酪農家の搾りたての牛の乳を使用して製造しています。朝、牧場から運ばれたミルクを低温で殺菌し、乳酸菌や凝乳酵素などを加え、チーズのもとになる生地を作ります。適度な酸度まで発酵させ、80℃前後のお湯の中で餅のように伸びるまで、全て手作業で練り上げ、成形していきます。この、成形時の引きちぎって丸める(イタリア語でモッツァーレ)製法がこのチーズの名前の由来になっています。
KAWABA CHEESEの原料となる生乳には酪農家さんの思いがたくさん詰まっています。いつ訪ねて行っても、愛情をもって大切に育てている姿やチーズ生産に最適なスイス原産のブラウンスイス種も少しずつ増やしてもらっています。この牛はホルスタイン種と比較して乳量は少ないのですが、乳蛋白率が高く、また乳蛋白の組成が良いなど、チーズ生産には最適なのです。
KAWABA CHEESEのこだわりは、モッツァレラチーズの美味しさの決め手となるカード(チーズの素材)の練り上げを、日々牧場から届くミルクの微妙な変化を見逃さないよう、全て手作業で行っていることです。私たちにとって、ミルクは工業製品ではなく、生きた動物から贈られた自然の産物であることをひしひしと感じることが出来る瞬間です。また製造に使用しているお水は全て、利根川水系最上流部にある川場村のシンボル・武尊山(ほたか)が育んだ、村自慢のおいしいお水です。KAWABA CHEESEでは、スローフード運動発祥の地であるイタリア・ピエモンテ州ブラ市で100年前からチーズの熟成と販売に情熱を傾けている三代目のジョリート・フィオレンツォに監修をしてもらい、イタリアの多くの人の協力のもと、製造にかかわる機材や資材などもイタリアから直接仕入れる事が可能になっています。イタリアから1万キロを輸送されてくる輸入品では味わえないKAWABA CHEESEのこだわりいっぱいのモッツァレラチーズをぜひご賞味ください。
イタリアでも定番のカプレーゼです。真っ赤なトマトと緑色のバジル、そしてモッツァレラはまさにイタリアの国旗の色です。お好きなオリーブオイルをたっぷりかけて召し上がって下さい。ワインはフルーティーな白ワインはいかがでしょうか。また、生ハムと一緒に頂くのも定番です。ほどよい生ハムの塩気とほんのり甘いミルキーな味わいの相性は素晴らしいです。このチーズの熱を加えると溶けて伸びる特徴は、ピッツァに乗せたり、パニーニやホットサンド、又は出来立てのパスタに絡めたりとご家庭でも手軽に楽しむことが出来ます。 お買い求めの際は、川場オンラインストアをご利用ください。私たちの工房から直接皆様のもとに私たちのチーズをお送りいたします。また、川場村にお越しの際は、道の駅 川場田園プラザ内のお店で直接お買い求めいただくことはもちろん、園内のパスタ専門店 あかくら、ピザハウスでも私たちのモッツァレラチーズを使った各種メニューをお楽しみいただくことができます。
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